WEKO3
アイテム
流れずり応力による内皮前駆細胞の分化誘導に関する研究
https://doi.org/10.15083/00005575
https://doi.org/10.15083/000055754d4bb549-6e92-41d0-bc11-90753ed736e2
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2014-02-24 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 流れずり応力による内皮前駆細胞の分化誘導に関する研究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
タイプ | thesis | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00005575 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
小尾, 正太郎
× 小尾, 正太郎 |
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著者別名 | ||||||
識別子 | 11626 | |||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
姓名 | おび, しょうたろう | |||||
著者所属 | ||||||
著者所属 | 東京大学大学院医学系研究科生体物理医学専攻 | |||||
Abstract | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 血管内皮前駆細胞(EPC)は骨髄から末梢血に動員され、既存の内皮細胞に接着し、組織に遊走、増殖、分化して、新たな血管を構築する。この過程でEPCは血流や組織液の流れに起因したメカニカルストレスである流れずり応力を受ける。先行研究により、ヒト末梢血由来EPCがずり応力に反応して増殖や管腔形成能が亢進し、成熟内皮細胞への分化も促進されることが示された。そこで本研究はずり応力がヒト末梢血由来EPCを動脈内皮細胞あるいは静脈内皮細胞のどちらに分化を誘導するかについて検討した。EPCに回転円盤型流れ負荷装置で定量的なずり応力を作用させると動脈内皮マーカーの発現が増加し、一方、静脈内皮マーカーの発現は低下した。このことからずり応力はEPCを動脈内皮細胞に分化誘導することが明らかになった。ずり応力により動脈内皮マーカーephrinB2の発現が増加したが、その機序はずり応力で活性化した転写因子Sp1がephrinB2遺伝子のプロモーターにあるSp1モチーフに結合することによる転写亢進であった。また、細胞移植治療の細胞ソースとして期待されているヒト臍帯血由来EPCがずり応力に応答するかについても検討を加えた。その結果、ずり応力がEPCの細胞機能(接着、遊走、増殖、抗アポトーシス)を亢進し、さらに成熟内皮細胞への分化を促進することが判明した。以上の研究結果から、メカニカルストレスである流れずり応力は環境因子としてEPCの細胞機能や分化を修飾し、成体や胎児の循環系における血管形成や血管新生を調節する一つの因子として働くと考えられた。さらに、今回の結果はメカニカルストレスでEPCの増殖を含む細胞機能や分化を人工的に操作することはEPCを使った細胞治療や再生医療におけるツールとして応用しうることを示唆している。 | |||||
書誌情報 | 発行日 2012-03-22 | |||||
日本十進分類法 | ||||||
主題 | 490 | |||||
主題Scheme | NDC | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 博士(医学) | |||||
学位 | ||||||
値 | doctoral | |||||
学位分野 | ||||||
Medical Science(医学) | ||||||
学位授与機関 | ||||||
学位授与機関名 | University of Tokyo (東京大学) | |||||
研究科・専攻 | ||||||
Department of Radiology and Biomedical Engineering, Graduate School of Medicine (医学系研究科生体物理医学専攻) | ||||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2012-03-22 | |||||
学位授与番号 | ||||||
学位授与番号 | 甲第28169号 | |||||
学位記番号 | ||||||
博医第3828号 |