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  1. 118 総合文化研究科・教養学部
  2. 10 言語情報科学専攻
  3. 言語情報科学
  4. 14
  1. 0 資料タイプ別
  2. 30 紀要・部局刊行物
  3. 言語情報科学
  4. 14

狂気と動物 : 武田泰淳『富士』における国家批判

https://doi.org/10.15083/00016489
https://doi.org/10.15083/00016489
fa103765-5306-482f-a85b-fd5c0fea9dc1
名前 / ファイル ライセンス アクション
lis1415.pdf lis1415.pdf (382.9 kB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2016-05-10
タイトル
タイトル 狂気と動物 : 武田泰淳『富士』における国家批判
言語
言語 jpn
キーワード
主題Scheme Other
主題 武田泰淳
キーワード
主題Scheme Other
主題 『富士』
キーワード
主題Scheme Other
主題 精神障害者
キーワード
主題Scheme Other
主題 動物
キーワード
主題Scheme Other
主題 生の選別
資源タイプ
資源 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.15083/00016489
ID登録タイプ JaLC
著者 村上, 克尚

× 村上, 克尚

WEKO 26339

村上, 克尚

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 本稿の目的は、武田泰淳の『富士』を、同時代の精神障害者をめぐる言説を参照しながら検討し、両者の共通性と差異とを分析することである。『富士』は、甘野院長や一条といった登場人物を通じて、患者を「人なみ」になるように「治療」しようとする試みや、患者を神のごとき超越者に高めることで尊厳を回復しようとする試みを批判的に描いている。これは、同時代の「反精神医学」的な言説と響き合う。それに加えて、『富士』の語り手である大島は、序章と終章において、動物をめぐる長大な思索を展開する。これは、健常者/精神障害者の区分が、国家による、人間/動物(=生きるに値する命/生きるに値しない命)の分割に規定されていることを示唆する。最終的に、大島は、患者たちの依存し、寄生する繋がりに、自分の身体を開いていく。ここから読み取られるべきは、依存的(=動物的)な生を否認するのではなく、むしろそれに内在することで、国家が掲げる、自律的な「人間」の理念を解体していくという道筋である。この点にこそ、『富士』というテクストの独自性を指摘できる。
書誌情報 言語情報科学

巻 14, p. 241-257, 発行日 2016-03-01
ISSN
収録物識別子タイプ ISSN
収録物識別子 13478931
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AA11831019
出版者
出版者 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
出版者別名
Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo
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Ver.1 2021-03-01 13:58:03.844972
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