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  1. 118 総合文化研究科・教養学部
  2. 10 言語情報科学専攻
  3. 言語情報科学
  4. 13
  1. 0 資料タイプ別
  2. 30 紀要・部局刊行物
  3. 言語情報科学
  4. 13

「此身一つ」のゆくえ : 樋口一葉「十三夜」における身分と身体

https://doi.org/10.15083/00016499
https://doi.org/10.15083/00016499
eab63658-082f-42d5-91e2-72f3d6cf79fd
名前 / ファイル ライセンス アクション
lis1310.pdf lis1310.pdf (808.5 kB)
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2015-05-07
タイトル
タイトル 「此身一つ」のゆくえ : 樋口一葉「十三夜」における身分と身体
言語
言語 jpn
キーワード
主題Scheme Other
主題 「十三夜」
キーワード
主題Scheme Other
主題 明治20 年代
キーワード
主題Scheme Other
主題 家制度
キーワード
主題Scheme Other
主題 資本制
キーワード
主題Scheme Other
主題 語り
資源タイプ
資源 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.15083/00016499
ID登録タイプ JaLC
著者 平井, 裕香

× 平井, 裕香

WEKO 26349

平井, 裕香

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 本稿は、樋口一葉の「十三夜」(1895 年12 月)を、明治20 年代の日本という文脈及び語りの機能に注目して分析する。主人公であるお関の「此身一つ」は、家父長的家制度と資本制の下で、「斎藤の娘」、「原田の妻」、「太郎の母」、「亥之助の姉」という身分に分裂し、身分に応じて労働する身体として疎外されている。《上》におけるお関と「両親」の対話は、このような身体性をお関に自覚させる。また《下》におけるお関と録之助の出会いと別れは、「母」或は「乳母」と「車夫」として「家」の内外に分断された二人が、「おもふ事」を伝え合うことの困難さを明らかにする。しかし語りは、「今宵」のお関に寄り添い続けた「月」の位置をとることにより、掻き消えたはずのお関の「厭や」を録之助のそれと響き合わせ、お関の「此身一つ」を読み手の想像力の中に生かし続ける。「月」に仮託した書き手の視線はまた、それが照らし出す「世」全体にまで及び、「憂き世」を生きる「人」の群の背後にも、「此身一つ」の分裂と疎外の物語を思い描かせる。「十三夜」という小説は、個別の物語と社会の構造とをこのように交差させることによって、抒情性と批判性の双方を獲得している。
書誌情報 言語情報科学

巻 13, p. 157-174, 発行日 2015-03-01
ISSN
収録物識別子タイプ ISSN
収録物識別子 13478931
書誌レコードID
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AA11831019
出版者
出版者 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻
出版者別名
Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo
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Ver.1 2021-03-01 13:57:31.579908
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