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対話のネットワークとしての「私」 : 大江健三郎『さようなら、私の本よ!』における諸概念の分析を通じて
https://doi.org/10.15083/00016534
https://doi.org/10.15083/00016534b4ef306e-6bb6-4e33-b8b2-b2371dd4c059
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2013-05-27 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 対話のネットワークとしての「私」 : 大江健三郎『さようなら、私の本よ!』における諸概念の分析を通じて | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 大江健三郎 | |||||
主題Scheme | Other | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 『さようなら、私の本よ!』 | |||||
主題Scheme | Other | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 対話のネットワーク | |||||
主題Scheme | Other | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 9・11 | |||||
主題Scheme | Other | |||||
キーワード | ||||||
主題 | 教育基本法 | |||||
主題Scheme | Other | |||||
資源タイプ | ||||||
資源 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.15083/00016534 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者 |
村上, 克尚
× 村上, 克尚 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本稿の目的は、大江健三郎の『さようなら、私の本よ!』(二〇〇五・九)に登場する諸概念を、「対話」と「ネットワーク」という観点から分析することで、二〇〇〇年代の大江の小説を考察するための足掛かりを獲得することである。「おかしな二人組」は対話の最小のモデルを示す概念であり、「unbuilt」・「discrete」はその対話をいま・ここに不在の他者たちにまで拡張するネットワーク構築のための概念として捉えられる。さらに、「ロバンソン小説」が現実/小説の二項対立になお依拠する概念だとすれば、「徴候」はこの二項対立を解消し、現実の全てを「小説」として読む可能性を開示する概念である。これらは、9・11 テロから始まる一連の事件や教育基本法の改定に象徴されるような、対話のネットワークを狭く閉じていこうとする〇〇年代の世界の動きに対して、小説の持つ全き未来への開けという側面を強調し、抵抗を試みる、〇〇年代の大江の小説の姿勢の表われとみなすことができる。 | |||||
書誌情報 |
言語情報科学 巻 11, p. 259-275, 発行日 2013-03-01 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 13478931 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA11831019 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 | |||||
出版者別名 | ||||||
Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo |