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近さとしての曖昧さ : 川端康成「眠れる美女」のリアリティの構成をめぐって
https://doi.org/10.15083/0002000178
https://doi.org/10.15083/000200017819164b2d-ed9e-4ec1-bafb-90908130cb18
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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lis1909.pdf (400.4KB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||
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公開日 | 2021-05-26 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | 近さとしての曖昧さ : 川端康成「眠れる美女」のリアリティの構成をめぐって | |||||||
言語 | ja | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 川端康成 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 「眠れる美女」 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 60 年代 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 身体 | |||||||
キーワード | ||||||||
言語 | ja | |||||||
主題Scheme | Other | |||||||
主題 | 文体 | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||
ID登録 | ||||||||
ID登録 | 10.15083/0002000178 | |||||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||||
著者 |
平井, 裕香
× 平井, 裕香
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | 川端康成「眠れる美女」(1960–61)の、主人公の江口の身体および呼称を含む文体には、50 年代の川端の小説からの重要な継承・発展が見て取れる。本稿ではそのような独特の身体と文体を、江口の女性への暴力を描くだけでなくほのめかし、女性に対する暴力が回避できない近さまで読者を招き入れるため選ばれたものと考える。まず、娼家が江口の周りに二つの異なる境界を設定していることを踏まえ、娼家に来る他の老人との差異としての有能と類似としての〈不能〉を抱える江口の身体の両義性を、江口に対する呼称の揺らぎが強調していることを論じる。次に、〈不能〉の男性の女体の表面への暴力と、女体の表面を拡張する能力としての有能が、複雑に絡んだところに生じる江口の意図なき殺人として、小説の末尾近くにおける女性の死を解釈する。最後に、女性たちの匂いが、江口と女性の身体が暴力を誘発するような近さに存在することを物語っていると同時に、暴力を描くだけでなく間接的に匂わせるという、この小説の表現法を象徴していることを示す。そうした近さと曖昧さにより醸し出される不穏さや女性の身体の生々しさを、本稿は 60 年代の川端が新たに追求していたリアリティとして評価する。 | |||||||
言語 | ja | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 言語態 | |||||||
言語 | ja | |||||||
書誌情報 |
ja : 言語情報科学 = Language and information sciences 巻 19, p. 141-157, 発行日 2021-01-31 |
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ISSN | ||||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||||
収録物識別子 | 13478931 | |||||||
書誌レコードID | ||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||
収録物識別子 | AA11831019 | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 | |||||||
言語 | ja | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | Graduate School of Arts and Sciences, the University of Tokyo | |||||||
言語 | en |