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  1. 112 医学系研究科・医学部
  2. 18 外科学専攻
  3. 1121820 博士論文(外科学専攻)
  1. 0 資料タイプ別
  2. 20 学位論文
  3. 021 博士論文

胃癌腹膜播種に対する腹腔内抗癌剤治療に関する基礎的検討

https://doi.org/10.15083/00002308
https://doi.org/10.15083/00002308
45bdff56-64a4-44ce-993a-d6090fad52c6
名前 / ファイル ライセンス アクション
41_soma.pdf 41_soma.pdf (1.2 MB)
Item type 学位論文 / Thesis or Dissertation(1)
公開日 2012-03-01
タイトル
タイトル 胃癌腹膜播種に対する腹腔内抗癌剤治療に関する基礎的検討
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源 http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec
タイプ thesis
ID登録
ID登録 10.15083/00002308
ID登録タイプ JaLC
著者 相馬, 大介

× 相馬, 大介

WEKO 6514

相馬, 大介

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著者所属
著者所属 東京大学大学院医学系研究科外科学専攻腫瘍外科
Abstract
内容記述タイプ Abstract
内容記述 腹膜播種は胃癌における最も頻度の高い転移・再発形式であり,漿膜浸潤を伴う未分化型癌では特に高率に認められる病態である。播種が進行すると、イレウスや水腎症,腹水貯留を併発し,いわいる癌性腹膜炎の状態となり、全身状態は急速に悪化する。したがって,腹膜播種の治療は胃癌治療の中でも非常に重要な位置を占め,その成績は胃癌の予後を大きく左右する[1,2]。腹膜播種に対しては、これまでに様々な治療法が試行されてきたが、満足できる奏効は認められておらず、いまだに「標準的治療」と言うべき治療法は存在しない。//新規抗癌剤であるパクリタキセル(PTX)は西洋イチイ(Taxus brevifolia)の樹皮から単離された天然有機化合物であり、有力な抗癌剤の一つとして広く臨床使用されている。その作用機序は、微小管の脱重合を阻害して、細胞分裂を障害することにより、強力な抗腫瘍効果を示すことがわかっており[3,4]、現在では、卵巣癌、乳癌、非小細胞性肺癌、胃癌、子宮体癌などに対して広く承認されている。//PTXはその分子量が大きく,脂溶性であるという性質から,腹腔内投与時に長時間腹腔内濃度が高く維持され血液中に移行しにくいという特徴があり、血漿中の薬剤のAUC/腹腔内の薬剤のAUCを比較すると、その値が著明に低くなるため、腹腔内投与に適した薬剤であることが以前より示唆されてきた[5-7]。欧米では、比較的古くから卵巣癌に対する術後補助化学療法としてのPTX腹腔内投与が行われ、その有効性が報告されている[8-11]。近年、米国の大規模臨床試験にてStageⅢの卵巣癌術後の補助化学療法としてのPTXとシスプラチン(CDDP)の腹腔内投与が、全身投与に比較してMST(Mean Survival Time)で16ヶ月の増加をもたらすことが証明され、PTXの腹腔内投与は進行卵巣癌に対する標準治療と認識されてきている[12,13]。本邦では、胃癌に対してTaxane系薬剤が適応されており、腹膜播種症例に対してもPTXの腹腔内投与で著効を示したという症例報告が認められる[14-16]。これらの結果から、胃癌腹膜播種に対するPTXの腹腔内投与の有用性が推測されるが、まとまった症例数での臨床試験の結果はまだ報告されてはいない。また、腹膜播種の患者の多くは、腹膜以外にも多発性病変を有する場合が多く、抗癌剤の腹腔内投与が播種以外の病変に対する治療効果について検討する事も臨床的には重要であると思われる。//さて、抗癌剤をナノサイズの担体(ナノキャリア)によって分子修飾することにより、薬剤の腫瘍への局所選択的到達率を高め、がんに対する治療効果を高めると共に副作用を軽減するという試みが盛んに行われている。これは、腫瘍組織では腫瘍血管の著しい透過性の亢進が起こっている一方で、血管系に見合うだけのリンパ系のシステムの増生がないため、正常血管では血管外に漏れにくい高分子物質も腫瘍血管からは漏出しやすく、いったん局所で漏出した高分子はその場に停留しやすいという、いわゆるEPR(enhanced permeability and retention)効果を期待したものである。また、水溶性の抗癌剤においては、このナノキャリアを用いて高分子化、ミセル化することによって、腹腔内で停留性が高まり、より長時間高濃度に維持できることも報告されている[17-19]。一般に、高分子化、ミセル化した粒子は血管系からの吸収が悪く、主に乳班やstomataなどの腹腔内リンパ組織から吸収されることが指摘されている[20]。これらは腹膜転移の初期の転移巣[21-23]であるため、高分子ミセル製剤を腹腔内投与すれば、初期の転移部位において選択的長時間に抗癌剤が作用するという利点もあると考えられる。しかし、キャリアの毒性の問題などから、高分子ミセル製剤の腹腔内投与に対する臨床応用はいまだ普及してはいない[24]。//脂溶性のPTXにおいても高分子ミセル製剤の開発がされ、全身投与での効果と安全性が証明されてきている[25,26]。しかし、このPTX内包高分子ミセル製剤の腹腔内投与治療への応用についてはいまだ検討されていない。//以上のことを踏まえて、本研究では 1.PTXの腹腔内投与時の各臓器への薬剤移行性 2.播種に対するPTX内包高分子ミセル製剤の腹腔内投与の有用性の2つを検討課題とした
書誌情報 発行日 2009-03-23
学位名
学位名 博士(医学)
学位
値 doctoral
学位分野
Medical Science (医学)
学位授与機関
学位授与機関名 University of Tokyo (東京大学)
研究科・専攻
Department of Surgical Sciences, Graduate School of Medicine (医学系研究科外科学専攻)
学位授与年月日
学位授与年月日 2009-03-23
学位授与番号
学位授与番号 甲第24900号
学位記番号
博医第3320号
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Ver.1 2021-03-01 20:07:25.680171
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