WEKO3
アイテム
メッシュを用いた人口分布の自己同型性に関する研究
http://hdl.handle.net/2261/52348
http://hdl.handle.net/2261/523487e637a18-efb7-47b1-a6bd-6f517525ace2
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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本文(fulltext) (7.1 MB)
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要旨(summary) (706.3 kB)
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2012-10-11 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | メッシュを用いた人口分布の自己同型性に関する研究 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | メッシュ | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 人口分布 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 自己相似 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
資源タイプ | thesis | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Research on the self-homomorphic relationships of population distribution by using mesh | |||||
著者 |
井上, 勝仁
× 井上, 勝仁 |
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著者別名 | ||||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
識別子 | 8475 | |||||
姓名 | Inoue, Katsuhito | |||||
著者所属 | ||||||
値 | 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学研究系社会文化環境学専攻 | |||||
著者所属 | ||||||
値 | Department of Socio-Cultural Environmental Studies, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo | |||||
Abstract | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本研究は, 人口メッシュデータを用いた分布の自己同型性に関する研究である. ある地域に居住する人口は, その地域の経済や環境に多大な影響を与える. したがって, これまで数多くの研究や報告がなされてきた. しかし, ほとんどの既往研究は実質地域を用いて実証分析がなされてきた. したがって, 実証分析が不十分である. ゆえに, 本研究では形式地域であるメッシュを用いて実証分析を行う. ある母地域をメッシュを用いて, いくつかの単位地域に分割したとき, 単位地域内の人口規模と, その順位の関係を特徴付ける直線または曲線をモデルから統計的に導くことができる. 単位地域の大きさを変えたとき, 直線または曲線のパラメータが変化する. この変化が全体と一部分で共通していることを自己同型性と定義する. 本研究の目的は自己同型性があるか否かを実証的に明らかにすることである. この目的には, 地域振興には, 他地域と連携した対策をとる必要性があることを示すという動機がある. 本研究では分析対象地域を九州地方とした. メッシュを用いて分割した時, 基準地域メッシュ内の人口が0人であるメッシュを66%より多く含む統合メッシュは分析対象外とした. 人口分布を特徴付けるモデルは線形モデル, 対数正規分布モデル, 非線形モデルの三つである. 線形モデルを用いた場合, 九州全体を母地域とし, 単位地域を, 2km×2km, 4km×4km, 8km×8km, 16km×16km, 32km×32km統合メッシュとしたとき, αと決定係数R2の値は単調に増加した. 次に, 37個の32km×32km統合メッシュのそれぞれを母地域とし, 2km×2km統合メッシュ, 4km×4km統合メッシュ, 8km×8km統合メッシュを単位地域としたとき, 同じ大きさの単位地域で, 母地域を九州全体としたときのサイズの順位に対するα, 決定係数R2の値について着目すると, 母地域を九州とした時の順位が下がるときαの値は小さくなる傾向があり, 決定係数R2の値には相関がない. 37個の母地域1つずつについて, 単位地域の大きさを変化させたときのα, 決定係数R2の値に関して, 母地域が九州全体としたときの結果と比較すると両者の推移は共通していない. したがって, 自己同型性は検出されない. 対数正規分布モデルを用いた場合, 九州全体を母地域とし, 単位地域を, 2km×2km, 4km×4km, 8km×8km, 16km×16km, 32km×32km統合メッシュとしたとき, μの値は単調に増加し, σの値は単調に減少し, 決定係数R2の値には減少傾向がみられた. 次に, 37個の32km×32km統合メッシュのそれぞれを母地域とし, 2km×2km統合メッシュ, 4km×4km統合メッシュ, 8km×8km統合メッシュを単位地域としたとき, 同じ大きさの単位地域で, 母地域を九州全体としたときのサイズの順位に対するμ, σ, 決定係数R2の値について着目すると, 母地域を九州とした時の順位が下がるときμの値は大きくなる傾向があり, σの値は小さくなる傾向があり, 決定係数R2の値には相関がない. 37個の母地域1つずつについて, 単位地域の大きさを変化させたときのσ, 決定係数R2の値に関して, 母地域が九州全体としたときの結果と比較すると両者の推移は共通している. したがって, 自己同型性が検出された. 非線形モデルを用いた場合, 九州全体を母地域とし, 単位地域を, 2km×2km, 4km×4km, 8km×8km, 16km×16km, 32km×32km統合メッシュとしたとき, α, 決定係数R2の値に目立った傾向はみられない. 次に, 37個の32km×32km統合メッシュのそれぞれを母地域とし, 2km×2km統合メッシュ, 4km×4km統合メッシュ, 8km×8km統合メッシュを単位地域としたとき, 同じ大きさの単位地域で, 母地域を九州全体としたときのサイズの順位に対するα, 決定係数R2の値について着目すると, 母地域を九州とした時の順位が下がるとき1次の項の係数α1の値は小さくなる傾向があり, 2次の項の係数α2, 3次の項の係数α3, 決定係数R2の値には相関がない. 37個の母地域1つずつについて, 単位地域の大きさを変化させたときのα, 決定係数R2の値に関して, 母地域が九州全体としたときの結果と比較すると両者の推移は共通していない. したがって, 自己同型性は検出されない. 本研究の結論として, 対数正規分布モデルで自己同型性を検出できたことを採用する. したがって, 地域振興には, 他地域と連携した対策をとる必要性がある. 今後の研究課題は動学的な分析に発展させることである. | |||||
書誌情報 | 発行日 2012-03-22 | |||||
日本十進分類法 | ||||||
主題Scheme | NDC | |||||
主題 | 358 | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 修士(環境学) | |||||
学位 | ||||||
値 | master | |||||
研究科・専攻 | ||||||
値 | 新領域創成科学研究科環境学研究系社会文化環境学専攻 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2012-03-22 | |||||
学位記番号 | ||||||
値 | 修創域第4442号 |